コロナワクチン、17日から接種開始

菅義偉首相は15日の衆院予算委員会で、「新型コロナウイルス感染症の早期収束に向け、17日にはワクチン接種を開始する」と明言しました。

 

〇接種が受けられる時期

接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定です。最初は、医療従事者等への接種が順次行われます。その後、高齢者、基礎疾患を有する方等の順に接種を進めていきます。なお、高齢者への接種の開始は、早くても4月1日以降になる見込みです。

 

〇接種回数と接種の間隔

2回の接種が必要です。
ファイザー社のワクチンでは、通常、1回目の接種から3週間後に2回目の接種を受けます。1回目から3週間を超えた場合には、できるだけ早く2回目の接種を受ける必要があります。

 

〇接種の対象や、受ける際の接種順位

現時点では、次のような順でワクチンを受けていただきます。

(1)医療従事者等
(2)高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
(3)高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方
(4)それ以外の方

 

介護医療院や老健などの施設で働く介護職の一部の方は、医療従事者と同様に優先接種の対象となります。高齢者の接種開始は4月の見通しで、このタイミングでも一部の介護職が接種を認められます。

 

菅首相は予算委で、都道府県や市町村と緊密に連携してワクチン接種を進めていくと約束しました。「1日も早く安全で有効なワクチンをお届けできるよう、引き続き全力で取り組んでいく。必要な費用は国が全て負担する」と強調しました。

このほか河野太郎担当相は、「確かに副反応をゼロにはできないが、ワクチンのベネフィットがリスクを上回る。そのことをきちっと説明していきたい。万が一、アナフィラキシーのような重篤な副反応が表れた場合にも、医師・看護師がしっかりと対応できる体制を作っている。そういう正確な情報発信をしていきたい」と語りました。

 

副作用の不安もありますが、海外でも(コロナの)死亡率や発症リスクが減少しているということなので、日本の今の現状がワクチン接種で変わってくれることを願います。