厚生労働省は、介護施設における新型コロナウイルスに感染して重症化する人をできるだけ減らそうと、クラスターを早期に見つける取り組みに関する通知を発表しました。
「普段とは何か違う状況に気付いた場合に報告を行うことが重要」と説明し、
現場の関係者へ改めて周知して欲しいポイントとして、以下の3点を列挙しました。
○ 管理者が中心となり、毎日の検温や食事の際の体調確認などを行うことにより、日頃から利用者の健康状態、変化の有無などに気を配ること
○ 管理者は、日頃から職員の健康管理に留意するとともに、職員が体調不良を申し出やすい職場の環境作りに努めること
○ 感染が疑われる人がいる場合、あるいは体調不良を訴える職員が増えたなど「何かおかしい」と感じた場合は、医療機関や受診・相談センター、保健所、指定権者などに速やかに報告すること
再び感染者が急増している中で、利用者の変化をしっかりと観察し、利用者だけではなく職員に対しても体調に気を使うことが重要になってくるといえます。
クラスターを起こさないために、介護現場の気付き、報告などを積極的に収集し、早期に介入してクラスターを未然に防ぎましょう。