第32回介新塾定例会・勉強会 開催!

6月16日(木) 第32回介新塾定例会・勉強会が行われました!

各事業者向けの年間必修研修8項目を介新塾で行うこととなり、今回は第3回目になります。

研修項目の「倫理及び法令厳守に関する研修」を株式会社MNTA 浅野社長から

 

「事故発生又は再発防止に関する研修」を一般社団法人GreenCeres 池田さんから

講義を行っていただきました!

 

まず、法令遵守(コンプライアンス)という言葉は「法律に従う」「約束を守る」など、社会のなかで通常守ることが当たり前とされているルールに従うという意味で使われます。

介護事業者が、法令遵守(コンプライアンス)経営という指針を掲げる意味は、お客様やご家族、地域社会、行政など、介護事業者を取り巻くあらゆる方々から信頼され、選択されることが、健全な運営にとって重要だからです。

何を守るべきなのか、何をしてはいけないのか、職場で互いに常に問いながら、日々行動していく必要があります。

『法令遵守(コンプライアンス)違反を絶対しない!絶対させない!絶対見逃さない!』意識を職場全体で持つことが重要になりますので、日頃から周知徹底・確認に努めていくように、職員が協力し、力を合わせて一つ一つ解決していきましょう。

 

介護事故について、もし介護事故が起こってしまったら、

〇利用者さまの安全を確保する

まずは利用者さまの状態を確認し、安全を確保したうえで応急処置を行います。

〇ご家族に連絡し、状況説明と謝罪を行う

事故発生時はすみやかにご家族に連絡し、事故の状況と現在の利用者さまの状態を説明します。ご家族への謝罪は後回しにせず、誠意を持って行うことが大切です。

〇事故の状況によって関係機関に連絡する

重大な事故の場合は警察や自治体、食中毒や感染症の際は保健所や自治体など、関係機関に連絡します。

〇事故の記録を行う

事故が起きた現場の写真を撮ったり、担当スタッフに聞き取りを行い、事故の状況を記録します。

また、事故には至らなかったが事故に繋がるリスクには「ヒヤリハット報告」を行います。

集めた情報は事業所内の安全管理委員会などで分析を行い、対策やマニュアルを考案します。対策はスタッフ全員に周知し、リスクを最小限に抑えることが必要になります。

 

利用者さまに安心して暮らしてもらうため、そして事業所や職員を守るために、日ごろから介護事故を未然に防ぐ取り組みを行うことが大切ですが、

介護現場で発生する介護事故の発生をゼロにすることは非常に困難です。介護事故後の利用者さまへの適切かつ誠意ある対応、そして再発防止の対策を行うことがとても重要になります。

万が一事後が発生した場合に職員一人ひとりが冷静に正しく対応できるよう、マニュアルを定める事が大切です。

 

介新塾という組織の中で、各社での経験・知識・知恵をもちより

より強い組織になるよう精進してまいります!

 

研修をして頂きました事業者様、介新塾勉強会に参加してくださった多くの皆さま、誠にありがとうございました!

次回もまたご参加をお待ちしております。